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trip to south-east asia
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smokingbus3.jpg


翌朝 目覚めとともに作戦会議

何しろ本来ならば既にhanoiにはいないはず

一刻も早く ここを抜け出したかった



昨晩 きゅうきょ宿を取ったのは ここ loyalty hotel




loyaltyhotel.jpg

選んだ訳でなく ただ駆け込んだ宿だったが ここがかなりいい

人も親切で 部屋もきれい wifi もついていた

フロントデスクの女の子とも仲良くなった 

彼女の名前は Thin

昨晩の事を 話した

彼女は vietnamese traditional tour (死ね) はそういう事をよくする

と教えてくれた バスの中に一緒にチキンや犬が連れ込まれる事もある

と教えてくれた 

確かにあのバスは座席下のコンパートメントも

後ろの方の座席も 荷物で山積みだった




聞くと ここのホテルでも バスのブッキングをしていると言う

Thin が ここのバスならそんな事は絶対ないと約束したので

その晩発のバスを ブックする事にした

Ha Thin という所まで sleeping bus で行き

そこから違うバスに乗り換え 国境を越えvientian まで行くという



何度も 何度も どういうバスなのかを確かめた

彼女は 何度も AC付きの大型バスで 昨日の様な事にはならないと

約束するので 私達は 今度は大丈夫だと確信し その日のうちに発つ事にした




6:00pm ホテルに迎えがくる

今度は taxiで われわれの他に アメリカ人のカップルが乗っていた

バスは Thin の話していた通り 大型のsleeping bus だった

全ての座席が bed になっていて 幅は狭いものの しっかり横になって寝れる

なかなか居心地はいい

bedbus.jpg


バスに乗り込むと

しばらくして 嵐の様な 天候に変わった

ひどく雷が響き 雨は前が何も見えないほど激しい ・・・




また 簡単な道のりにはならないのかもしれない




2:00am 起こされる

いつの間にか Ha Thin に着いていた

簡単な休憩所みたいな所で たくさん人がいて 食事などしていた

ここで 次のバスに乗り換える

荷物とともにおろされ 乗り換えるバスを探すが

そこには 荷物が屋根にこんもり積まれた 中型バス しかいない




どのバスに乗り換えるのか聞くと まあ待てと言う

その場にいた 他のtourist 達に聞いてみる

彼らも他のバスでここへ来て vientian 行きのバスに乗り換えるのを待っていた

! 

仲間を見つけた

彼らの輪に参加し 話をしながら 待っていた

私達の乗ってきたバスは もういない

あるのは その荷物のバスだけだ




しばらく待って そのバスの乗客たちがバスに乗り込む

と ドライバーたちは私達も乗れという

バスは vientian 行きだった

ただ 30人乗りくらいのそのバスは すでに40人は乗っている

そこに 私達7人が 乗る座席どころか荷物を置くスペースすらない

バスを仕切るのは ハタチくらいの男 

こいつが ひどく横暴で 私達を無理矢理バスに押し込む

そこには既に 満員の座席と 通路にずらっと座る人と荷物

どう考えても 定員オーバー ×10 



男は さらに人間を後部に押し込み 私達を最後に押し込んだ

信じられない光景がそこにあった



3:00am めいっぱい詰め込まれたそのバスは 出発した

私は 通路のわずかな隙間に 中腰の様な形で いた

前も後ろも左右も 間隔などなくびっしり人間がいた

こんなに 居心地の悪い空間は初めてだ

しかも vientian まで あとゆうに7時間はある





・・・ nightmare again

く〜 おまえもか Thin

Thin のにっこり笑う笑顔が 思い出される

結局 こんな事に ・・・



唯一の救いは 今回は仲間がいる事

とりあえずは 何かあったら助け合える仲間がいる 

走り出したバスは 居心地最悪だけど

ここまで来て なす術がない 

とりあえず様子を見る事に




もちろん眠れる状態ではない

座席のある人たちは 夜中の3時 もちろん寝ていたけど

私はただ ぐったり 

時間が過ぎるのを待つしかなかった




辺りが明るくなり 景色が見えるようになっても

景色を楽しむ余裕は ない

睡眠不足と 空気の悪さ どうしたって前後左右の人間と触れてしまう様な

圧迫感で 気分は最悪だった




7:00am border に到着

やっと全身を伸ばせる

ふらふらになりながらも viet nam を抜ける手続きと

laos に入る 手続きが事務的に進み

気付くと laos にいた

border.jpg

laoflag.jpg


また あの地獄に戻らなくてはいけない憂鬱

しかし 確実に少しずつ先には進んでいた




日が昇につれ バスの中は 暑くなる

人間と 荷物で めいっぱいうまったこのバスに

最悪の時間が流れる

暑さと そしてバス酔いした おばあさんの嘔吐のにおいと音

私のすぐ前方で おばあさんは げー げー ってずっとはいていた

最悪 ・・・

しかもそのおばあさん ずっーっとはきっぱなしのくせに

お昼ご飯はしっかり食べ

また午後になると げー げー って




さらに最悪なのが 小さいプラスティックのバッグにはいたそのゲロを

なぜか捨てないーーーー

おかげで 通路には いくつものプラスティックバックにはいった おばあさんのゲロが 





もうなんか どうでもいい

ずべてが

無事に vientian に着きさえすれば ・・・

これ以上ない最悪の状況





と 思っていたら 間違いだった

居心地の悪さになれ ようやくうとうとし始めていた頃

ものすごい勢いで 後方から 人間が押し寄せる

慌てて 出ようと 必死

??




気付くと 恐ろしくにおう

後ろの人たちが 押してくるので

われわれも外に出る 

バスはとまっていた

smokingbus2.jpg


周りに何もない 山道の中で バスの後部タイアから 勢い良く煙が出る

乗客は 全員外に出され

運転手たちは 車体の下に入ったり

脇の小川から 水を汲みかけたりする




ああ あった もっと最悪な状況 ・・・



バスが 何もない道の真ん中で壊れ

煙をふく

ひどいにおい



しばらく クルーたちは ばたばたし

水などかけて 煙がふぁー ってまたふいて

私達はもう ぐったり



15分後

プー プーーーーーッ

クルーたちが みんなをバスの中に戻そうと合図する

ウソでしょーー

このまま山を越える気?

ローカルの乗客ですら 戻るのを躊躇する

クルーたちは 何度も乗り込めと合図する

こんなバスに 戻れない

爆発するかもしれないのに ・・・

煙は もくもくふいていて

においも相変わらずひどい

こんな状態で 走るの?





ニュージーランド人のカップルは 戻らないと言う

ここで 降りて他の方法で vientian に向かうと

私も それがいいと思った

われわれ2人と britishの男の子 そして dutch の女の子2人は

結局 バスには 戻らない決心をした





バックパックと その場で とろとろ去って行く バスを見つめる



何とかなる

ほんの数時間前に 出会った人たちだけど 

同じ状況で 同じ所に向かう人たち

それだけのつながりだけど やたらと頼もしく信頼できる


あのバスに 残るより 100倍マシ

何とかなる




と すぐに 本当に すぐに

1台のtuk tuk が通りかかる

必死で走って追いかけ とまってもらう

vientian に行ってくれるという



7人全員が 大興奮で tuk tuk に乗り込む

死んでいたみんなの顔が いっきに晴れる

ほっ



tuk tuk は 風通しがよく気持ちいい

景色もよく見ると すばらしい

すぐに さっきまで乗ってた バスを追い越す

ざまーーーーみろっ

大騒ぎの私達

地獄から天国へ




コレでもう大丈夫

誰もが安心して

tuk tuk ride を楽しんだ





でもでもでも

ああ もう長い ・・・

tuk tuk は 止まるのです

ただの休憩だと思ったら

そうではない

ここからは local bus で言ってくれと 運転手

話が違う

vientian まで行くって言った

お金ももう払っている

vientian に行くには もっとお金を払えと

法外なお金を要求してくる ・・・

話が違う 必死で駆け寄る

negotiation2.jpg

negotiation.jpg


どうやら この運転手は ただ単にvientian に行きたくないようだ

遠いから ・・・

他の tuk tuk ドライバーに話しても

みんな 遠いから ・・・

と言う

バスで行きなよ

と言う

そしてみんなで カードゲームを始めた

誰もvientian に連れていってはくれない

仕事しろよ

仕事よりゲームが大事



lao はみんないい人だと聞いていたのに

・・・



8:00pm

で 結局 最終的には

長距離バスを ヒッチハイクして

それに乗り 無事にvientian にたどり着く

へとへと

なんかもう 

魂を 落としてきた感じ





無事に目的地にたどり着いた

だけど たどり着くまでにこんなにあるなんて

体力も 気力も 残ってない

ながーーい ながーーーーい 2日間は ようやく終わったのでした


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