島中島珈琲

あんまりにも　歩き疲れていて

あんまりにも　喉が渇いていて

珈琲でも飲みたいなー

なんて思った瞬間にどーーーっん　と現れた

島中島珈琲

日本の　UCC　つまり上島珈琲　をパクった

UBC　上島珈琲　というのを　北京市内でよく目にしたが

そこに　ひっそりとたたずんでいたのは　それを　さらにパクったと思われる

島中島珈琲





そしてそれを　online dictionary　などで　直訳したであろう

island consist of island coffee room

いかにも怪しいたたずまいに惹かれ　様子を伺うわれわれを

いまかいまかと　ドアの向こうで待ち受ける　二人のウェイトレス

ひ・ま・そーー





私達が近づくと　待ち構えていた二人が　ドアを開け

二階に案内する

二階には　さらに四人ほどウェイトレスがおり　

われわれを見るや　さーー　っと散らばる

中は　異様に暗い

無駄に広い

そしてやはり　お客は誰もいない





デコレーションが　奇妙だ

こんなような　造花がいたるとこにあり





こんな感じの　スカルプチャーや





水槽には　ナマズが　いたりする





店内の細かい部分にまで　島中島　のロゴがあり




すっかり　そこは　異空間

完全な　島中島ワールド




１０種類以上ある　珈琲は　非常においしく

半信半疑だった　サンドウイッチも　おいしい

北京で　オニオンリングを　食べるなんて　予想だにしていなかった



小一時間ほど　島中島　を堪能し

最後は大満足で　お店を後に




でもなぜだか　また同じ場所に　行っても

もう二度と　お目にかかれない気がする



そんな　島中島珈琲