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trip to south-east asia
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onesan_mura.jpg

google earth で中国をみるとやたらと長く続く線がある。

宇宙からでもはっきりくっきり・グレート・ウォール・オブ・チャイナこと、万里の長城。



もちろん、みんな大好き世界遺産だ。

gw4.jpg

われわれが連れて行ってもらったのは、司馬台というあまり観光化されてない所。

周りは本当に山だけで、険しい山のその峰にそって壁はずっとどこまでも続く。

今は人口13億の国中国だが、壁を作ったその頃には人口は2000万人で、

そのうち半数の男性のうち、300万人を使い建てられた。

と、ガイドのデンさんがいう。

実に3分の1近くの男手を動員した大プロジェクト。



gw10.jpg

ロシアやモンゴルと言った北側からの敵から国を守るためにと計画したこの壁だが、

実際にはモンゴルから攻め込まれたりと、大した役にはたたなかった。

当時は役立たずだった壁だけど、現代の観光客動員力たるや、

世界トップレベルにあげられる。まさに現代中国の宝だ。

と、ガイドのデンさんがいう。


eliko_shooting_crew.jpg

デンさんは、田豊(デンホウ)さんで、田んぼが豊かになるようにとおばあさんがつけた。

デンさんは日本語を大学で専攻し、村上春樹をこよなく愛し、彼の小説の研究家でもある。

日本語をとても流暢に話す。

会話の中で『もっぱら〜』なんていわれると、どきっとする。



デンさんの他に実はもう二人、いつのまにやら勝手についてきたガイドがいる。

オネーサン1号と,オネーサン2号だ。

彼女たちは、山の向こうのコーン畑の村に住んでいて、毎日ここで観光客にお土産を売っている。

ただ売るだけでなく、ずっーとついてきて、最後に終わったーっと思った瞬間

これはどぅ?こっちはどぅ?みたいにいろいろだしてくる。

われわれは3時間くらいかけて上まで登り降りてきたのだが、その間中ずーっとオネーサン2号が

ぴたーーーっとソバから離れなかった。

結構険しい道のりなのに・・・。

最終的には、申し訳なくて何か買ってあげたくなってしまう。

結果的に "Great Wall T" をお父さんが買う事になる。(ありがとう、おとうさん)




人の心理をついた緻密な肉体労働だ。

生活は楽ではない。

彼女たちは山から見えるあの村に生まれ、育ち、そこで働き、

ずっーーとそこで暮らすのだろう。

毎日毎日万里の長城に登りながら。



なんて大胆な人生だろう。





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無題
万里の長城大好き!!

結構、時間かけて歩いてもあんまり進まなかった記憶もあるけどね・・・筋肉痛は大丈夫だった?
uzooの写真は、緑いっぱいで綺麗だね。
私の、思いで写真は、乾期の時期だったせいか写真が茶色だよ(>・<)
yuriko 2008/06/26(Thu)14:12:00 EDIT
無題
hello. hello.
aaa 2008/06/23(Mon)00:26:19 EDIT
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